すずめ歯科院長 鈴木宏治のブログ
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噛み合わせを主軸に考える勉強会

6/9に、SOS(シークエンシャルオクルージョンスタディ)という、噛み合わせをコンセプトの中心に、多分野に精通した歯科医師と歯科技工士を育てるためのスタディーグループに参加させていただきました。

 

SOSのスタンスに合致した内容で、神奈川歯科大学インプラント科教授で、インプラント学会と歯周病学会の指導医でもある、児玉先生。神奈川歯科大学矯正科の特任教授で、矯正歯科学会の指導医でもある、秋本先生。歯科のデジタル化に精通されている、技工士の三輪さん。東京で開業されており、「歯科人類学と近代咬合論」を執筆された、鈴木先生。

 

上記4人の多分野に渡る著名な先生方による講演を拝聴しました。

 

SOSの実行委員長の金子先生から、児玉先生の歯周外科とインプラントの実習を紹介していただき、参加する予定ですが、今回、金子先生から直々に児玉先生を紹介していただきました。児玉先生からは、歯肉の移植をメインにしたスライドを見せていただきましたが、技術の高さのみならず、根拠のある処置をされていることが分かる内容で、8月の実習が楽しみになりました。

 

秋本先生は、矯正治療において、前歯の歯並びだけではなく、奥歯の噛み合わせを考えた治療の重要性についてご講演いただき、大学病院時代に、福本教授から教えていただいた内容とも合致しており、見た目に影響する前歯の歯並びだけではなく、歯が並ぶスペースに影響し、噛み合わせにも影響する奥歯の歯並びの重要性について改めて学ばせていただきました。

秋本先生は、なるべく歯を抜かない治療の方が多いようですが、奥歯に着目しているために、歯を抜くケースを減らすことができるというお話もされていました。

 

三輪さんは、IDSという国際的な歯科の展覧会のようなところに参加した際のお話をされていましたが、デジタル化の方向性というのがとても分かりやすく説明されていました。高価で質の高い製品と、安価でも質の向上した製品という2つの製品に分かれるという話は、どんなものにも通じるものだと思いました。意外だったのは、CTとデジタルを結びつける流れが少し止まって、虫歯のチェックや顎の運動を確認する機能とデジタルの融合が進んでいるようです。海外では、CTの被曝量に対する問題意識が強くなっているために、CTとの連動が止まっているとのことで、CTの所有台数の多い日本とは方向性が異なる部分に驚かされました。

また、安価で質の向上している製品では、韓国の製品が注目されているようです。以前、デジタル歯科に精通している別の技工士さんとお話しさせていただいた際には、中国の製品で、コストが低く、高性能なものがあるようです。中国と韓国の工業製品が売れている理由の一端が見えたような気がします。

 

鈴木先生は、ご自身の著作から、日本の人類学についてのご考察と、秋本先生と重複する部分はありましたが、矯正のお話、ご自身の行われている大口式という、ドリルを使用しないインプラントについてのお話をしていただきました。

 

どの内容にも、シークエンシャルオクルージョンという、噛み合わせの考えとリンクしたお話で、多種多様な情報をインプットできた貴重な一日でした。

 

専門家の歯周病治療

6/2に、札幌でご開業されており、日本歯周病学会の指導医、日本臨床歯周病学会の指導医であり、日本歯周病学会の理事や、日本臨床歯周病学会の副理事長、北海道大学の臨床教授、ハルピン医科大学の名誉教授、新潟大学の非常勤講師等の経歴をお持ちの、池田先生の「日本歯周病学会認定医を目指す!歯周病new conceptセミナー」の第一回を受講させていただきました。

 

第一回は、日本歯周病学会の認定医についてのお話や、歯周病の治療を行う際の診断に先立った検査について主に教えていただきました。検査については、口腔内写真(口の中の写真)が、今まで自分がやっていた撮影に比べて必要とする情報量がかなり違っていることに驚きました。

口腔内写真は、治療前と治療後、その後の経過をみるためにはとても重要な写真ですので、「すずめ歯科」でも撮影していますが、5枚の写真(正面、上、下、右、左)が基準になっていました。

歯周病の専門の先生は、12枚(正面、正面の前歯の拡大、上、上の前歯の拡大、下、下の前歯の拡大、右の奥歯の外側、右上の奥歯の内側、右下の奥歯の内側、左の奥歯の外側、左上の奥歯の内側、左下の奥歯の内側)という細かい写真の撮影をされているため、より細かい診断ができるようにしているようです。

 

これから、半年間、勉強させていただきますが、基本的な部分が重要ですので、細かいところも逃さず、学ばせていただこうと思っています。

予防と、小児歯科の重要性

5/26に、「ママとこどものはいしゃさん」の福岡先生のセミナーを受講させて頂きました。

偶然、当日知ったことですが、福岡先生は、大学の同期でスタッフさんをたくさん抱えて頑張っている先生のメンターの先生だったようで、実際にとても勉強になるお話を聞かせて頂きました。

 

福岡先生の診療所で、どのように考えて、どのように診療所を運営されているかというお話でしたが、予防処置と小児歯科の重要性を改めて考えさせられるセミナーでした。

 

歯周病の治療は、治療というよりも進まないように予防するという考えが重要なので、歯周病の治療自体が予防治療という側面を持っています。

では、虫歯の治療、矯正治療、入れ歯の治療、インプラントの治療などはどうなのかというと、起きてしまった問題に対して後手に回る処置だと考えられるのではないでしょうか。

 

我々にとって、最も良い状態は、虫歯の治療をする必要がない状態。つまり、虫歯にならない状態にするという予防処置です。

入れ歯やインプラントの治療に関しても、そもそも虫歯や歯周病ではを失わないように、予防をすることが重要です。入れ歯にしても、ブリッジにしても、インプラントにしても一生ものではないですし、自分の歯にはなり得ないものなので、自分の歯を健康に保つことが重要です。

 

矯正の治療に関しても、成長発育の中で、歯並びが悪くなってしまう原因があり、そのまま成長してしまったために、スペースがなくて歯を抜いたり、顎のバランスや筋肉のバランスに不調和が出てしまってから、歯を並べるというのは、結局後手に回ってしまっていると考えられます。

 

また、大人になってから予防処置を行うことは、今後のトラブルのリスクを下げるためには、やはり良いことです。

しかし、お子さんの頃に、歯並びに影響を与える悪い癖を無くして、歯並びに悪い影響を与える虫歯を治して、少しずつ自分で歯ブラシができるように練習をして、必要であれば、顎の成長を良い方向に持っていく小児矯正をして、「良い歯並び」「虫歯にも歯周病にもならないような歯ブラシの習慣と知識」を持って大人になってもらうのが、最善の予防処置だと考えられますので、今後は、お子さんのうちから、もっと将来を見越してのアドバイスを行い、大人の方にはもっと積極的な予防処置を進められる「すずめ歯科」になるように、またシステムを構築していこうと思います。

 

少しずつ、システムを変更していきますので、ご来院の皆さんにも色々とお話をさせていただこうと思っていますので、よろしくお願い致します。

安全な医療への取り組み

5/22に、仙台歯科医師会医療管理セミナーを受講させて頂きました。

保健所さんが、「医療安全」「感染性廃棄物」「職員管理」「施設の安全管理」「放射線管理」について、確認をすることがありますが、医療法も改正されるため、毎年このセミナーを受講させて頂いていますが、法改正でどのように変わったのかを知ることができ、とても有意義なセミナーでした

金属床義歯

5/19に、東京で開業されており、金属床と呼ばれる金属のフレームをベースにした保険外の入れ歯のご講演を各地でされている、藤本先生の研修会に参加させていただきました。

 

以前、三鷹でご講演される際に、参加させていただきたかったのですが、学会の認定医セミナーと日程が重なってしまったため、懇親会のみ参加させていただいたのですが、そのことを覚えていらっしゃったようで、今回のプライベートセミナーをご紹介いただき、参加させていただきました。

 

「明日から使えるPD(部分入れ歯:私の注釈)の知識と技術ー失敗しない金属床での補綴ー」という内容で、お話をいただきました。このセミナーは、歯科医師と歯科衛生士、歯科技工士、歯科助手といった歯科に関わる職業の方々が同じような人数集まるという、入れ歯の勉強会には珍しいメンバー構成でした。

 

部分入れ歯は、保険のものでも、金属を使っていますが、金属床の部分入れ歯は、保険の入れ歯とは異なり、大部分を金属で仕上げるため、「強くて曲がらない」ので、「歯をあまり揺さぶらない」という、歯に負担をかけない特徴があります。

また、金属は硬いので、薄くできることから、舌のスペースを邪魔しにくく、飲み込んだりする際に、よりスムーズにできるという部分も異なります。

以前から、感じていましたが、部分入れ歯は、金属床が最善だと感じます。

 

藤本先生は、基本的には、1回目の入れ歯で全てが解決できるわけではないと考えているようです。初めて入れ歯を入れる方や、以前入れ歯を作っていても、現在使われていない方は、入れ歯に対する慣れも必要です。現在使っている入れ歯に不満があるような場合は、合わない入れ歯を使ってできてしまった悪習慣を改善する期間が必要です。

1回目の入れ歯で、お口の中でどのような形が向いているのかを試行錯誤することで、次に作る入れ歯が素晴らしいものになると考えられているようです。脳神経学的にも、1つ目の入れ歯で、試行錯誤することが勧められるようです。

 

衛生士さんからの要望があって、研修会が開催されたようなので、入れ歯を使っている方のお口の管理をしていく上での注意点もお話がありましたが、清掃に関することだけでなく、噛み合わせについてもお話をされていて、参加されていた衛生士さんだけでなく、我々歯科医師もとても参考になりました。

 

歯型採りに関しては、入れ歯の勉強会で、複数回勉強させていただきましたが、材料の管理のシビアさに驚かされました。

 

今回の講習会で、部分入れ歯は、金属床がベストだということが改めて理解できました。

ヒューマンブリッジという治療

5/18に、和田精密という技工所さんの山下さんから、ヒューマンブリッジという治療についてのお話を聞かせていただきました。

 

講演のタイトルが、「身体に優しい新技術 ヒューマンブリッジ」ということで、歯をほとんど削らないで、歯がなくなったところに、歯を作るという方法です。韓国の先生がシステムを構築しているようで、新技術とは言え、10年くらいは経過が確認できている方法だそうです。

 

ヒューマンブリッジという名称がついていますが、接着性ブリッジという、材料を歯に接着することで、歯を削る量を減らすという治療の中の1つの方法でした。

 

プラチナの合金を使用するため、保険外の診療になりますが、3つのパーツに分けて、それぞれを接着させてブリッジを完成させるという方式のため、従来の接着性ブリッジとは異なり、接着させる歯に対する削る方向を平行にする必要性がないのが特徴だと感じました。

 

平行に削るためには、歯の形態によりますが、削る量が増える傾向にありますが、平行に削る必要がないため、従来の方法(従来の方法も色々ありますが)よりも削る量を減らすことができる治療法のようです。

骨を削るインプラントも、歯を削るブリッジも、着脱する入れ歯も嫌だという方には、向いている方法だと感じられました。

欠点としては、3つのパーツを組み合わせることによる、エラーの頻度と、耐久性の問題。また、裏面の金属が一部露出可能性があったり、周りの歯を削らないことは、周りの歯の形を整えられないことにも通じるため、見た目を綺麗にしたい方には、不満が残る可能性があります。

 

患者さんは、それぞれ色々な考え方がありますので、その希望に合わせるには、色々な治療法があると、ニーズに近いものが選択できるのではないかと思いますので、そういう意味では治療のオプションになるのではないかと思います。

興味のある方は、先生に聞いてみてはどうでしょうか。どんな治療もメリットとデメリットがありますので、比較検討しても良いのではないかと思います。

「新しい歯科材料」「きれいな前歯」「噛み合わせの治療」

5/14は、連休中の診療の代休でしたが、CLSというスタディーグループの勉強会に参加させていただきました。タイトルにある3つのテーマでお話を聞かせていただきました。

 

1つ目の「新しい歯科材料」については、東京歯科産業の方から、根の治療に使う「Ni-Tiファイル」のHyflexという製品と、根の治療が終わった後に詰め物をする際の材料の1つであるシーラーと呼ばれる材料について紹介をしていただきました。

GuttaFlow2という材料は、バイオセラミックやレジン系という主流の材料ではなく、シリコン系というタイプの材料で、その特性とデータについて教えていただきました。新しい材料であるため、もう少しデータが出てきてから、再確認をする必要があると感じましたが、シリコン系のシーラーに関してのお話を聞く機会はなかったため、とても勉強になりました。

 

2つ目の「きれいな前歯」については、仙台のWORVELLという歯科技工所さんの白鳥さんから、症例を通して、セラミックを使った前歯を製作する際に、どのような工夫をして、対応しているかという、主に技工士さん向けのお話を聞かせていただきました。

症例を拝見すると、歯科医院側の削り方や写真の撮り方があまり良くないケースが多かったのですが、その状態でも、とてもナチュラルな色に合わせていることに驚かされました。そのために、「視える化」を進めているようですが、そのシステム作りの努力にはとても感心させていただきました。

私は、歯科医師なので、製作ではなく、写真撮影についてのポイント(技工士さんにとって役に立つ写真を撮るため)を聞かせていただきましたが、技工士さんサイドからのお話は、視点が違うため、とても参考になるお話でした。

 

3つ目に、「欠損歯列を考える」と題して、岩沼で開業されている高藤先生から、とても深い考察の上で、治療をされている発表を聞かせていただきました。広い視野と深い視点で治療されていることが伺える発表でした。

 

今回は、メーカーさん、技工士さん、歯科医師という立場がそれぞれ違う方々のお話を聞くことができましたが、このように色々な視点から治療を考える機会をいただけるCLSは、自分にとっては大切な場だと改めて感じました。

職人技


 

今年のゴールデンウィークはかなり長期でしたが、皆さんはいかがお過ごしだったでしょうか。

私は、家に籠って仕事をしたり、気分転換に散歩をしていたましたが、散歩のついでに寄って体験したことで、とても感銘したことがありました。

 

東北電力グリーンプラザの「パッチワークキルト展」では、上記の写真にも掲載させていただきましたが、仙台在住(八木山)の95歳の佐藤みい子さんの作品が展示されていました。

また、東口の「吟」という担々麺屋さんでは、今まで食したことのないような、複雑な味覚の担々麺を感じることができました。

私の出身校の仙台第一高等学校の同級生で、「九二四四」というケーキ屋さんが、藤崎に出品されていたケーキを食べましたが、和と洋がとてもうまくコラボレーションしたもので、こちらも驚きを覚えました。

 

上記の3つの感動に共通することは、「職人さんのたゆまぬ努力」だと思います。吟の店長さんの話を聞くことはなかったのですが、佐藤さんと、「九二四四」の橋浦さんのお話を聞くと、ご自身のお仕事に関して楽しみながら努力をされているということが感じられました。お二人とも、色々な分野に興味を持たれて、その情報が上手に構築されて、作品を生み出していのだと思います。

 

我々、歯科医師は、診断することが重要なので、脳を使うことも大事なのですが、外科的な処置が主な仕事であるため、職人的な一面も必要です。それぞれの匠の作品と思考から、職人としての技術の昇華のためのインスピレーションが得られた良い休暇になりました。

総入れ歯の種類について

前回に引き続き、入れ歯の種類についての簡単な説明をします。

今回は、総入れ歯と、総入れ歯に準じた入れ歯についてです。

 

保険の総入れ歯は、プラスチックの材料を使って、歯型採り→噛み合わせ採り→歯の並びのチェック→完成といった段取りを行なって製作します。

すずめ歯科では、おおまかな歯型と、精密な歯型の2回の歯型採りをします。また、噛み合わせについても噛み合わせの高さを決めるものと、ゴシックアーチ とタッピング法というものを用いて、噛み合わせの水平的な位置を決めるという、2回の噛み合わせ採りを行なっています。

保険の入れ歯は、「プラスチックの入れ歯」で、細かい追い込みをしていないというイメージです。歯型も噛み合わせも2回ずつやっていますが、それでも、歯茎の部分は、骨ばっているところや、粘膜の薄いところ、お口の筋肉の細かい部分などの追い込みは、それだけでは不十分なところがあります。

 

金属床義歯は、金属を使うことで、「薄くて、温度が伝わる入れ歯」ができます。分厚い入れ歯が嫌だという方には、こちらが向いています。

 

シリコン裏層義歯は、歯茎に接する部分に生体シリコンを使うことで、「クッションが入っているような入れ歯」になります。

 

また、治療用義歯を使って、入れ歯を作る方法もあります。部分入れ歯でも大きなものでは、治療用義歯を使うことがあります。治療用義歯は、今まで使っていた入れ歯によって、歯茎の状態や噛み合わせのバランスが崩れていることが多いので、一度歯茎の状態を整えて、噛み合わせの本来の位置に慣れてもらう「リハビリ用の入れ歯」です。その後は、上の入れ歯の真ん中をくり抜いたような「無口蓋義歯」にしたりすることも可能です。

 

厳密には、総入れ歯ではありませんが、「コーヌステレスコープ」「リーゲルテレスコープ」「レジリエンツテレスコープ」というドイツ生まれの入れ歯もあります。残っている歯で、神経も残っている歯を削って、金属の冠を被せて、その上に乗せるような入れ歯になります。残っている歯を利用することで、安定感のある入れ歯になります。

 

また、入れ歯の歯茎の部分をリアルに作り込む「エステティックデンチャー」というものもありますので、総入れ歯と言っても色々ありますので、相談してみてください

入れ歯の種類について

入れ歯についての説明をすると、どのような違いがあるのかご存知ない方が多いので、簡単に説明をさせていただこうと思います。

 

今回は、部分入れ歯についてですが、部分入れ歯は、失ってしまった歯の本数や場所によって、デザインが変わってしまいますので、同じタイプの入れ歯でも、人によってだいぶ変わった印象になります。

 

「保険の部分入れ歯」でも、色々な金具の形がありますが、基本的に入れ歯の金具の形がある程度決まっていることと、入れ歯のピンク色の部分の材質が安価なものです。また、技工士さんも保険だけでやっている方は、保険のきかないものだけをやっている技工士さんと比べて、一般的に技術が劣ることが多いです。保険も保険のきかないものもやっている技工士さんでも、材料や技工にかかる時間、熱意が変わってくるため、「歯がない部分に人工の歯が入る入れ歯」というイメージです。

 

「金属床義歯」という入れ歯は、保険の入れ歯と同様に、金具とピンク色のプラスチックの材料を使用した入れ歯ですが、金具の形を、歯に負担がかからないように設計したり、プラスチックの部分を金属で作ることで、薄くて、温度が伝わり、丈夫にできるという特徴があります。もちろん、技工士さんも、保険のきかないものを専門にしている方にお願いしたり、プラスチックの部分も変形が少なくて、汚れのつきにくい材料(当院ではイボカップを使用しています)にしたり、金具も保険で使えないものを使って制作しています。「残っている歯の負担を減らした入れ歯」「薄くて丈夫な入れ歯」というイメージです。また、使用する金属の種類も複数あります。

 

「ノンメタルクラスプデンチャー」という入れ歯は、表側の見える位置に金具を使わない入れ歯で、金具の代わりに、弾力のある材料を使っています。「入れ歯だと分かりにくい入れ歯」というイメージです。

 

「コンフォートソケット」「コンフォートコネクト」「コンフォートユアーズ」は、バイテックグローバルジャパンさんのコンフォートシリーズですが、上記のノンメタルクラスプデンチャーの、歯茎に当たる部分に生体シリコンを使うことで、噛んだ時の衝撃を和らげてくれるという入れ歯です。「入れ歯だと分かりにくくて、クッションが入っている入れ歯」というイメージです。

 

部分入れ歯といっても、色々な種類がありますので、ご自身の希望などを歯科医師に伝えて、相談されると、希望に近いものができると思います。